技術者集団があらゆるプロセスでお客様の製品開発をご支援します。
製品の外観検査のほかに、製品の機能試験適用を推奨しています。
部品実装後の外観検査では、はんだ接続状態など、実装上問題ないか確認することができます。
これに対し機能試験では、機能試験設備(※1)を使用し、実際に製品を動作させ、製品のコネクター部と接続(接触)し、機能ブロック単位で機能検証します。
これにより、外観検査だけでは防ぐことができない、部品不良などの問題を未然に検出し、お客様へ機能的に問題ない状態で製品をお納めすることができます。
製品の機能確認用試験設備実際の使用条件に近い動作をさせて合否を判定します。
機能試験は実施したいが、コストや納期などでお困りのお客様に対し、共用機能試験機(プラットフォームFCT)をご提案します。
試験機の"共用化"により、試験設備の開発期間短縮と開発費用の低減を実現します。
機能試験機を専用部(プローブピンで構成されたピン治具)と汎用部(各種基板で共用、プレス機、計測器など)に分離することにより、試験機の開発範囲を、専用部と制御・検査プログラムに限定できます。
プリント基板には、あらかじめテストパッド(プローブピンを当てる場所)を、基板設計段階で設ける必要があります。
基板設計からお任せいただくことで、プリント基板にもれなくテストパッドを設けることができます。
機能試験機を専用部(プローブピンで構成されたピン治具)と汎用部(各種基板で共用、プレス機、計測器など)に分離することにより、試験機の開発範囲を、専用部と制御・検査プログラムに限定できます。
これまで、コネクターにケーブルを差し込み機能試験を実施していた部分に対して、ケーブルをコネクタープラグユニットに置き換え、挿抜をプログラムで制御することにより、機能試験の自動化を実現します。
自動化により、ヒューマンエラーの抑止、 試験工数の削減、および 製品の安定生産実現などの効果が期待できます。
実際に当社で開発した自動試験機を簡単にご紹介します。
コネクター自動挿抜試験機
当社開発のCPUボード
これまでは、高速信号伝送部にプローブピンを当てて試験した場合、コネクター側が伝送路上のスタブ構造となり、試験機が信号を正しく認識できませんでした。そのため、ケーブルを差し込む方法としていたので、どうしても手作業の工程が残っていました。
高速信号伝送部にプローブピンを当てて試験した場合
そこで、ケーブルを自動で挿抜する試験機の開発に着手しました。
各インターフェースとの接続方法は、コネクタープラグユニットを採用しています。
自動抜粋時に部品を破損することがないよう、遊びを設けるなど工夫をしています。
コネクタープラグユニット部
試験機にはエアーシリンダを搭載し、空圧で自動抜粋を実現しています。
製品を試験機にセットした状態
今回制作した試験機はボタンを押すことで挿抜する構造ですが、この制御をテストプログラムで実現することにより、試験の自動化が可能となります。