あらゆるプロセスでお客様をご支援します。
・設計、調達、製造 どの切り口からでもご対応します。
・それぞれのプロセスにおいて、OKI製品のモノづくりで培った高い品質をご提供します。
当社が保有しているはんだボール搭載技術について、ご紹介します。
近年、製品の小型化、高機能化に伴い、特定の機能をモジュール基板化する動きが活発になっています。また、モジュール基板をさらに小型化する要求も高まっています。解決策の一つとして、図1に示すようにコネクターを使用せずにマザー基板等へ接続できるはんだボール実装の採用を検討されるお客様が増えています。
図1 モジュール基板の小型化(はんだボール実装採用)
基板に、はんだボールを実装する場合、従来の量産場面では、専用のはんだボール搭載機を用いるのが一般的となっています。
しかしながら、そうした搭載機を使用する場合には、設計の制約や、(基板仕様、部品レイアウト、混載実装不可など)、耐熱性が弱い部品搭載に不向き(複数回リフローが必要)といった問題がありました。
解決策としてSMTマウンターでボール搭載する方法がありますが、はんだボールの梱包仕様によっては、そのまま装置にセットができないケースが多く、リール化や専用のトレイの準備などで、コストやタクトに影響することが問題となっていました。
こうした問題に対し、当社ではSMTマウンターを活用した独自のはんだボール搭載技術を保有しています。図2に示すような専用のボールフィーダーを使用することで、バルク供給のはんだボールをSMT部品と一括搭載できることから、低コスト実装が可能となります。 (使用可能なボールサイズはお問い合わせください)
図2 専用ボールフィーダー
使用するはんだボールについては、サイズやコア有無といった内部構造や組成の違いなど、各種に対応実績があります。はんだボールの実装例を図3に示します。
また、はんだボール実装に関連するさまざまな技術も保有しています。ボール選定から、実装評価(コプラナリティ、断面解析、接合強度・信頼性など)、量産、検査まで、トータルで対応することが可能です。
『コプラナリティ(英語;coplanarity)』とは・・・はんだボールの高さのバラツキ
図3 はんだボール実装例